YouTubeでホームレスへのインタビューをアップしているチャンネルがあった。
たまたま見たら、インタビューされている人が超インテリで驚いた。
九州の裕福な家庭に生まれ、京大卒、コロンビア大卒→同志社や立命館で講師
フランス人と結婚するが、航空機事故で死別(お腹に赤ちゃんがいたとのこと…)。
20年経て日本人と再婚、その相手とも癌で死別。
それから3000万あった貯金を銀座のクラブです散財し、ホームレスとなったそう。
そりゃ、2度も妻を亡くすなんてことがあったら心も壊れるわな…。
「生活保護を申請すれば通るだろうけど、
この自由な生活もこれはこれでいい。
生活保護になったらいろいろ面倒だし。
なんか、いろんなことがどうでも良くなった」と、その方は言っていた。
私も、「どうでも良くなった」に共感した。
私は病気になった当初は「早く社会復帰せねば」と焦っていた。1年間ほどリハビリと思ってボランティアをしていたが、
それもいろいろ引き受けていたらキャパをオーバーしてしまい、強制終了となった。
なんで働くことを「社会に出る」っていうのか。この世にいる限り社会に出ているのに。
消費者として経済活動に貢献しているし、
納税もしている。
なんというか、私もいろんなことがどうでも良くなった。