元教員のうつ病ライフ🎵

精神障害者の日常を綴っています

雨の梅

1月の雨、気分は最悪。

とりあえず、日が照ってないと気分は落ち込む。

それでも、ホームセンターの苗売り場でも見て

気を晴らそうと傘を持ち散歩に出かけた。

雨は降ったりやんだり。傘はささなくてもなんとかなりそうな、でも持ってるならさそうか、くらいの雨。

 

歩いているうちに血流が良くなるからか、

頭も冴えてきて、嫌なことばかり鮮明に思いだしてしまう。

帰り道の公園で「まだ咲いてないだろう」と思って見てみた梅が咲いていた。

椿もそうだが、寒い時期に花を咲かせられる

植物はすごいと思う。

パンジーも冷たい風にさらされながら、

土は乾いていてもたくさん花をつけている。

 

気分が悪かったが、梅の香をかいで、

気分は少し紛れた。

こんな小雨が降っている中でも

小学生はサッカーボールを持って公園に練習しに来ていた。 

二人いて、一人はサッカーを習っているらしく、

もう一人の子が練習法を尋ねていた。

 

家に戻ると母が弟家族のために料理を作り、

それを渡しに行くところだった。

雨の夕方、家に一人残り、再び気分は最悪になった。

いつもなら安定剤を飲むが、

この前、この安定剤で頭がぼーっとしがちになり

転倒してしまったことを思い出し、極力控えている。

明日は、アコーディオンのレッスンなので、

課題の部分を念入りにさらった。

少し休憩したりすると、

2階から飛び降りることを想像してしまう。

 

私が自ら命を経った場合、

甥姪はショックを受けるだろう。

それが私は嫌なのだ。

同じ死でも病気や事故なら、

まだ受け入れてもらえそうだ。

 

先日、漫画家がテレビ局とのトラブルで

命を経った。

人ごとではなかった。

レベルはちがうが、私も似たようなことで

管理職と揉め(揉めたというよりも、上司の不正を抗議したらもみ消され、説明を求めても嘘つかれたり、無視されたりした)

過去に自殺した作家を思い出した。

芥川龍之介川端康成

きっと頭が良すぎて「この世は生きる価値なし」と考えたのではなかろうか。

 

アコーディオンの練習の最後に

シューベルトの『アルペジオーネソナタ』を弾いてみた。

アルペジオーネ」とは今はない、古楽器

弦が6弦でチェロのように演奏する楽器だ。

旋律がドラマチックでいい。この曲をさらったら、

いい気分になっていた。音楽の力はすごい。

密かに練習して、いつか先生にレッスンしてもらおう。