元教員のうつ病ライフ🎵

精神障害者の日常を綴っています

特別支援学校特有のストレス

あくまで、私見です。

 

「特別支援学校」という名称だけでは、

その内実が分かりにくい、というか分からないのですが、

実は学校がそれぞれ「肢体不自由」「知的障害」「病弱」などに特化しています(地域による)。旧盲学校は「視覚特別支援学校」、旧聾学校は「聴覚特別支援学校」などとなりました。

 

私は2校経験しましたが、いずれも「肢体不自由」の学校でした。

私が勤務した学校では大体児童5〜6名、教員4〜5名で構成できるのが理想的でした。

教室の大きさやその学年の人数によって多少前後しなければなりません。子どもの人数は年々増えていき、

教員も増えていき、特別教室をつぶしてホームルーム教室にしたり、職員室を増やしたりしなければなりませんでした。

それなのに、校長室は、1人しか居ないのに広々としている…。規模が大きい学校には副校長もいる…。それぞれに部屋があります(私が居た当時はありました。今は分かりません)。

教室ないから職員室で同居してほしい。

校長室、要ります?

 

さて、本題。

1クラスを教員数名で運営するので、

気が合う人とだと問題ないが、

合わないと、平日朝から夕方、晩まで1年間仕事を共にするので

かなりストレスになると思います。

それから、肢体不自由の特別支援学校は、

身体的にかなり弱いこともあり、

卒業までに亡くなってしまうことも

少なくありません。いつもマンツーマンに近い体制で

彼らに接していて、それこそ、

平日の朝から夕方近くまで毎日一緒に活動していたら、

強い絆のようなものを感じずにはいられません。

その存在が突然消えてしまったら。

かなり強いショックを受けます。それでも

他の子どもたちのために平然といつもと変わらない振る舞いに努めなければなりません。

 

おそらく、そのあたりの強烈なストレスで

私は身体を壊したと思います。

病休を取るときに校長にこの話をしたら

「肢体不自由の学校だから子どもが亡くなることがあることは分かってたことでしょう」と言われました。

だから?傷つく方が悪い?

今思えば、あれを言われた時点で、この業界から

身を引いていたほうが良かったと思っています。私には務まらない。