中3のときの担任の先生と今でも年賀状のやり取りをしている。
昨年の年賀状に休職していることを書いた。
恩師からの今年の年賀状に「話したかった」と携帯番号を書いてくださっていた。
ありがたいが、あまり話したくなかった。
SMSで挨拶文を送った。
恩師から着信があったが取れなかった。
声を聞くのは怖かった。
中3の1年間は比較的過ごしやすかった。
おおらかな担任のもとで、私は萎縮せず過ごすことができた。
あれから25年。当時としては先進的な取り組みであった「職場体験学習」が、私の学年で初めて実施された。
私は障害児の就学前施設に行くことにした。
仲の良い友だちがそこを希望していたから、
私もそうした。本当は障害児とかかわることに抵抗があった。できればかかわりたくなかった。
私は彼らに何かをしてあげようと思って
接していたが、意外にも彼らが私のために給食を持ってきてくれたり、遊びを教えてくれたりした。いい意味でショックだった。
この経験がきっかけで、私は障害者問題に関心を持つようになり、
その流れで養護学校の教員になった。
今では「養護学校の教員」にならなかったら良かった
と思っているが、
障害者問題に関心を持てたことは良かったと思っている。
私の中学時代の学年を受け持ってくれた先生たちに感謝したい。